2013年01月23日
けばらのみょうが (美里町のおはなし)
でわ、はじめるで~
これが美里町のシンボル立岩さん
この立岩さんの昔話もあるんやけどな
今日は ここらへんに住んどった
みょうが ちゅう男のおはなしやで~
むかし
美里の毛原に みょうがちゅう男あったんやとい
ある日 川で釣りしてかえろとしたら
女の人の声したんよ
「わたしは 龍宮城のおとひめやけど、
淵の中になんや光るもんあって怖わ~てかえれやんのよ 」
て言うんや
そいで
みようが きもん(着物)ぬいで
それ とったったんよ
それ、金色のかんのんさんやってんとー
「 おおきに、おおきに 」て
おとひめさん ものすごよろこんで
みようがに 千人力くれてかえっていったんよ
「 さいなら~ 」
みょうがも家へ歩きだしたけど
千人力は あるくたんびに足が地面にめりこむんや
「 こら なんぎやな~ 」
Posted by 西たかこ at 09:30│Comments(0)
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